デジタルブック導入を検討されている企業様から、「カタログに掲載している全ての商品や型番にECサイトへのリンクを設定したい」といったご要望をよくお聞きするようになりました。もちろんmeclibでは、数万にも及ぶ膨大な数のリンクでもレスポンスを損なわずに運用が可能です。

今回はそんな大量のリンクについて、サンプルとあわせてご紹介したいと思います。

 

あんまり見かけない？大量リンクのデジタルカタログ

 

 

昨今、アパレル、ファッション雑誌、フリーペーパー、商品カタログなどのデジタルカタログから、ECサイトへリンクを張っているケースはよく見かけるようになりました。ECサイトへの間口を広げる施策としてはデジタルカタログは既に一般的になりつつありますが、そのリンク数が数万点となると、ほとんど見かけないのではないでしょうか。

 

一番の要因としては「デジタルブックシステム自体が対応していない」ことがあげられますが更に細かく見ていくと以下のような要因が見えてきます。

 

・リンク箇所が多いとデジタルカタログのレスポンスが悪くなる
・数万点に及ぶリンクの設定作業が現実的でない
・アプリが正常に動かない

 

確かにこれらはデジタルカタログを作るにあたって無視できない問題ばかりですね。
meclibでは、ver.2.1より、これらの問題点をクリアした大量リンク設定が可能になりました。

 

リンク数に左右されない安定したレスポンス

 

meclibは印刷物をWeb上で快適に閲覧できるデジタルカタログです。
膨大なリンクをデジタルカタログ内に設定しても、読み込み、表示速度、ページ移動などのレスポンスに大きな影響を与えません。実際にmeclibで作成した下記サンプルでご体験ください。

 

大量リンクのサンプル

 

このサンプルは1ページあたり200リンクが設定された400ページの総合カタログをイメージして作成しています。
サンプルをご覧になってどうでしたか？
合計80,000もの外部リンクを1冊に設定していますが、初回の読み込み、ページの移動など、閲覧時にレスポンスの低下を感じることは無かったと思います。meclibではリンク数に左右されない安定したレスポンスを閲覧ユーザーに提供します。

 

簡単に設定できるリンク設定

 

 

デジタルカタログに大量のリンクが設定できるとはいっても、設定をするのは担当者の方です。
しかし、何万箇所に1箇所ずつリンクの設定をシステム上で行うことは現実的ではありません。
meclibでは「電子カタログ作成時、共通箇所にたくさんのリンクを設定する方法」で紹介しているように、同レイアウトのページであれば、エクスポート･インポート機能を使うことで、Excel上で一括でリンク設定を行え、設定時間の大幅な短縮が可能です。

 

大量リンクが可能にした総合カタログ、デジタルカタログ、ECサイトの最強トリオ

 

 

総合カタログをお持ちの企業様はコンシューマ向けにECサイト、小売店向けに独自の発注システムを活用されていることが一般的ですが、抱えている課題としてよくお話を聞くのがお客様の購入単価についてです。

 

ECサイトや発注システム上から商品を購入するユーザーというのは、欲しい商品をピンポイントで探しているケースが多く、目的の商品を購入した時点で離脱してしまう特徴があります。この場合、ECサイトなどは商品の検索やカテゴライズなど目的の商品まで最短でたどり着くことを目的として作成されているため、ユーザーの動きとしては正常と言えます。

 

しかし、企業側としては、ユーザーひとり当たりの購入単価を上げたいものです。
そこで注目されているのがデジタルカタログです。
デジタルカタログは従来の紙のカタログのようにページを表紙からめくって見ていくため、目的の商品をピンポイントで探すのではなく、読み進めていくうちに気に入った複数の商品に出会う、といった紙のカタログに近い特性があります。そういった特性と、ECサイトへのリンクを組み合わせることで、ユーザーの購入単価を引き上げることが可能なのです。

 

このように総合カタログ、デジタルカタログ、ECサイトの組み合わせは親和性が高く、購買機会を増やし、売上向上に繋がる声をmelib導入企業様からもいただいています。多くの製品をカタログ上で紹介している企業様はECサイトの収益向上を目指して、ぜひ大量リンクを活用してみてください。