デジタルブックとPDFの違い

デジタルブックとは、インターネット上であたかも冊子をめくるように読むことができるデジタルコンテンツのことです。Webブラウザから閲覧するので、パソコン以外にもスマートフォンやタブレットで手軽に閲覧できます。

そこで頭に浮かぶのが「PDFでも同様のことができるのでは?」という疑問。
そこで「デジタルブックとPDFの違い」をご説明します。

  

デジタルブックとPDFの違い

 

 

PDFファイルの特徴は、一旦ダウンロードしてから表示することです。
ダウンロードするためページ数の多いものになるとデータは重く、表示までに時間が掛かりタイムラグが生じます。そして閲覧するためには「Adobe Reader」のプラグインが必要です。
これが原因で表示するまでに諦めてしまう人が多いのが、PDFのデメリットです。

 

しかし、デジタルブックは表示までのスピードが圧倒的に早い
現在主流になっているHTML5のデジタルブックはWebコンテンツであるため、閲覧に全データのダウンロードが必要ということはありません。どこから読み始めても読み込みの待ち時間はなく快適に閲覧できます。
プラグインをインストールする必要がなく、インターネットに接続できる環境があればどのパソコンでもデジタルブックを閲覧できます。スマートデバイスでもアプリは必要なく、ブラウザのみで閲覧ができるというのが、デジタルブックのメリットです。

 

また、PDFは縦スクロールでページを表示させるのでページ数が多くなると大変見難くなりますが、デジタルブックは実際の本のようにペラペラめくって表示するため、冊子を違和感なく操作、閲覧できます。

 

そして、デジタルブックは動画や音声コンテンツの埋め込み、外部サイトとの連携が可能、ログ解析を利用してWebサイトの効果測定や改善に役立ちます。

 

以下の表にまとめてみました。

 

▼PDFとデジタルブックの違い
 PDFデジタルブック
表示まで時間がかかる時間がからない
閲覧性ページを閲覧するのに全データのダウンロードが必要どこから読み始めても待ち時間はなく軽快。ページ数の多さに閲覧性は左右されない
操作感スクロールのみ本のようにめくって閲覧・スライドとの切り替えも可能
閲覧率AcrobatReaderが必要。ブラウザでも閲覧できるが体裁が崩れたり、メモリ不足で閲覧できない場合が多い為、通常PDFの直帰率は95%を超えるブラウザのみで閲覧可能。Webコンテンツである為、通常の直帰率は40~50%台といわれる
動画などの埋め込み動画の埋め込み・ページ内部・外部へのリンク設定動画・音声・さまざまなコンテンツの埋め込み、外部サイトとの連携が可能
ログ解析ファイルに対してのアクセス分析程度アクセスレポートを用いた詳細分析が可能
検索性単一のPDF内のみ文字検索ライブラリを利用することで、複数ブックの一括検索が可能
情報の管理ブックに修正があった場合、都度利用者に連絡、差し替えを指示する必要がある。オンラインで最新の情報を配信
アプリで保存されたブックにも自動で更新を促す機能が付与。利用者は常に最新のブックを利用できる。

 

デジタルブックとPDFの違いは、お解りいただけたでしょうか。
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