紙のカタログからWebカタログへの変革を目指す
食器・産業器材の製造・販売
1950年12月
ボーンチャイナ(磁器の種類の一つで、乳白色でなめらかな表面が特徴的)による高級洋食器の一貫メーカーとして、日本でもトップクラスのシェアを持つだけでなく、結晶化ガラスによる産業器材の生産など、時代のニーズに合わせた様々な商品を展開されています。
鳴海製陶株式会社様はmeclibを導入し、自社カタログのネット展開に活用されています。
meclibの導入経緯と効果について、企画開発部の名倉氏にお話を伺いました。
meclibを導入前はどのような課題をお持ちだったのでしょうか。
名倉氏:当社では、毎年、数種類のカタログを1万部ほど作成しているのですが、やはり印刷費や発送費など制作に関わるコストがかかってしまい、このコストを削減することが1つの課題となっていました。
今までにも、紙質の変更やページ数の削減など、さまざまな取り組みは行ってきたのですが、解決といったところまでは至らず、新たな解決策を模索していたところ、デジタルブックというツールに出会いました。
検討の結果、これであれば比較的簡単に課題をクリアできそうだということで、導入することになりました。
実際にmeclibはどうような形で活用されているのでしょうか。
名倉氏:当社のカタログを、Webカタログとしてクラウドサーバーへ公開し、コーポレートサイトやECサイトのユーザーに見て頂ける形にしています。
また、紙媒体のお渡しが難しい海外のユーザーへ向けても、当社製品情報をWebカタログやCDメディアの形で提供しています。
meclibはメディア経由やインターネットのない環境でも閲覧できるため、幅広いユーザーに当社のWebカタログを見て頂けることは非常にありがたいですね。
カタログをライブラリで公開されていますが、どういった理由からでしょうか。
名倉氏:当社は複数種類のカタログを発行しているため、Webカタログも数種類存在します。その一つ一つのカタログをばらばらに公開してもユーザーにカタログを見て頂けるかは難しいところです。
そこでmeclibのライブラリを活用し、全てのカタログをまとめたカタログサイトを用意することにしました。本棚のように表示できるため一覧性もありますし、全カタログを対象とした横断検索により、すぐに見たい商品へ辿り着けるようになりました。
カタログサイトを自社で制作することも検討しましたが、更新のしやすさ、コスト、時間的な側面から、meclibのライブラリ機能を利用することにしました。
導入後、どのような効果を実感されたのでしょうか。
名倉氏:完全に紙のカタログを無くすことは難しく、印刷コストの削減についてはそれほど効果は感じていません。
ですが、デジタル化したことにより、パソコン、タブレット、スマートフォンといった様々なデバイスでカタログを見られることは大きな強みになると思います。
今後は、幅広いユーザー層へ訴求できるWebカタログというツールを上手く活用していきたいですね。
meclib活用の今後の展望について教えてください。
名倉氏:今まではカタログをデジタル化し、二次利用するだけで終わっていたのですが、ここにきて拡張性の高いWebカタログを有効活用できるようになってきました。今後は紙の総合カタログを作らずに、Webカタログを中心とした施策や営業活動を模索していく予定です。
また、ログ情報などからユーザの声を汲み取ってカタログを改善していく流れも作っていきたいですね。
ご協力、誠にありがとうございました。