QRコードから誘導しやすく、紙面に音声を掲載できる点がmeclibの素晴らしいところです。
1.英語教材開発・出版・販売
2.英会話教室運営
3.英語指導者研修・養成講座運営
4.小学校サポート事業
5.会員制度実施
1979年
mpi松香フォニックス様は1979年の創立以来、日本のこどもたちが世界の同世代と英語を使って会話、コミュニケーションができることを目標に「おしえる(英語教室)」「つくる(出版)」「つたえる(指導者養成セミナー)」の3点で日本の英語教育に貢献し続けています。「子どもは未来からの留学生」、「英語のできる15歳」を育てるをキャッチフレーズに自分で考え、自分で発信し、自分で生き抜く力が身につくように子どもたちを英語を通してサポートされている会社です。
mpi松香フォニックス様は自社で開発・販売されている英語教材とサンプル用Webカタログやセミナーガイドにmeclibを活用されています。
meclibの活用について、金子氏にお話を伺いました。
meclibはどういった用途にご使用されていますか。
当社は英語教材の出版物に併せて、セミナーや英語教室を運営している出版社です。
当社の書籍は大手の書店でしか取り扱いがなく、地方の方に教材の良さを知っていただくため、2021年からは今まで10万部ほど刷ってきた教材カタログとセミナーガイドの9割以上の印刷をやめ、デジタルに切り変えました。
約350冊の教材を独自システムのECサイトで販売していますので、そこで立ち読みができるようにmeclibでデジタルブックを作成しています。
イベント開催時は、QRコードのリンクから立ち読みサイトへの導線を作り、どこに居ても実際の教科書をお手元で見ていただけるという環境にしています。
セミナー開催では、セミナー当日までに主要教材をお手元に届けることができない場合に、教材の一部だけをデジタルブックという形で提供して初回のセミナーを受講してもらうといったことをしています。紙のお届けまでに時間がからないという点で当社にもお客様にもメリットがあります。
他には、教材のサンプルを全て掲載したサンプラーという冊子を作り、無料で配布しています。今までは紙のカタログを大量に印刷して全国のお客様に無料でお配りしていたのですが、2019年に紙の高騰があり、2019~20年ぐらいからデジタル化を強化していこうという考えで印刷物を全てデジタルに変えて専用のページからお客様に配布するようになりました。コロナの影響でオフィスにスタッフを常駐させることができなくなったことも重なり、この流れが加速していき、現在となります。
サンプラーとカタログ、セミナーガイドをデジタル化して配布していて、毎週2万人に配信しているメルマガにはデジタルカタログのリンクを掲載して周知していただいてます。
当社の教科書は正しい英語が聴けるようにCDやDVDの音声教材を付属しています。子供の時期の学習は音声インプットがとても大事です。日本には絵本に音がついているものが少ないので、当社の教科書に音声がついていることはちゃんと伝えたいのです。教科書の表面に「CD付属で音声が聴けます」と書いていても、文字だけではなかなか気づかれないことがあります。そこで、立ち読みのデジタルブックには必ず音楽の代表的な部分を聴けるようにしています。
meclibのデジタルブックは音声を簡単に掲載できる点が、当社の教育の魅力を伝える大きなメリットです。
meclibを使っていて、足りない機能などはありますか。
いいえ、十分いろんなことができると思います。さっと作ってサイトやメールに掲載できますし、リンクを知ってる人にしか見せない、印刷不可、PDF閲覧不可などの設定ができる点が、当社のような出版社にとって嬉しい機能が揃っていると思います。
取次店様にも立ち読みサイトのURLを共有してもらい、販売促進にも役立てています。
資料請求をしたいという方にも、すぐに電子版URLをお教えしていますので商機を逃すようなことがありません。
コロナの影響で、書店での子供のためのイベントがほとんどなくなったとお聞きしましたが。
はい。ですので、教材の中身をチラ見せするような手づくり感のある販促物を書店に配り、書棚にQRコードを貼ってもらってお客様に見ていただくという工夫をしています。
紙の教材ももちろん魅力的なのですが、どうしても「置く場所が無い」とか、「本の開け閉めが大変」とか、「そこにスタッフが必要になる」など言われてしまいます。そこで、スペースを取らないQRコードですと書店様の負担も少なく、お客様ご自身のスマートフォンでデジタルブックにアクセスしていただけるようになりました。コロナになって、こういった方法もあるとわかりました。
世間のSDGsといった流れもありますし、私どもは出版社ですので紙という資源を必要以上に使いすぎないということも考えていきたいと思っています。ですので確実にデジタルへの道は進むと思います。
とは言え、「紙でぱらぱらと見られる方が良い」とか、「画面を拡大できるから電子が良い」とかニーズは様々です。それぞれのニーズにはできるだけ答えていきたいと思います。
そして、デジタルの良さを享受している現状では、今あるものが全て紙に戻るということはないと思います。
使い勝手など、感じたことがあれば教えてください
どんな初心者でも簡単で使いやすいと思います。
導入時にコトブキ企画様の営業の方がオフィスに来て作成方法や、紙面に音声を追加する方法などを教えてくださいました。導入時に手厚いサポートをしていただきありがとうございました。
それに、ページ内容をすぐに修正できる点が大変便利ですね。
文字校正をきちんとしていますので誤植はほとんどありませんが、途中で規約が変更になったり、金額が変わったりということもたまにありますので、その際はどうしても差し替えが必要です。急なページ差し替えも思いのほか簡単にできたので助かりました。使っていくと使い方を理解できていくというのがmeclibの素晴らしいところだと思います。
出版物が多いと、ページ差し替えの機能が特に重要ですね。他にも作業面でどんな変化がありましたか
meclibだと社内の工数が少なく済みます。社内で作成するPDFも、meclibのために何か加工しなくてはいけないということがなく、デジタルブックを短時間で作成できてすぐにお客様にお届けできるというスピーディーさが、お客様にとっても良い点だと思います。
そして、ほとんどのお客様がスマートフォンで見られているのですが、meclibで作成したブックはスマートフォン対応していますので、お客様にも安心してご提供できます。
デジタルブックに関してお客様からクレームが来たことがありませんので、使いやすいということだと思います。
今後の展望をお聞かせください
デジタルブックをmeclibにしたことで、2021/1/1より1万人の訪問があり、昨対14%アップしています。
送料もかからず、お客様をお待たせせず、すぐにURLを発行できるのは素晴らしいと思います。
これからもデジタルブックをご利用いただくことでECサイトまでの距離を短くし、購入までのストレスを無くし、機を逃さない、ファンを固定化していくきっかけにしたいと思います。
ご協力、誠にありがとうございました。