デジタルサイネージのコンテンツにデジタルブックを採用。
地方銀行の地域活性化に貢献。
通信工事、その他
1944年
ミライト・ワン様は、通信インフラ網・電気設備の構築の分野において、世界でも先進的な技術とサービスを提供されている企業です。
ミライト・ワン様は自社開発・販売をされているデジタルサイネージ製品「PONTANA(ポンタナ)」のコンテンツ表示形態のひとつとして、meclibで作成したデジタルブックを採用されています。
meclibの導入経緯や活用について、フロンティアサービス推進本部の嘉藤氏、牛田氏、吉田氏にお話を伺いました。
まずは御社が提供されているPONTANA(ポンタナ)についてお聞かせください。
牛田氏:デジタルサイネージは、動画や画像でインパクトのある訴求ができる特長がありますが、見るだけで終わってしまうことが多く、そこから先のコミュニケーションにつなげることが課題でした。当社のサイネージ型情報スタンド「PONTANA(ポンタナ)」は、情報を見て、触れて、持ち帰ってもらうことで、今までにない新しい体験、コミュニケーションを提供しています。
また、PONTANAは他のサイネージとは違い、お客様がお持ちの多くのペーパーを並べるという設計から、本棚の形状を模したデザインを採用しています。
ペーパーコンテンツを多数持っている、またはWebサイトで多くの情報を掲載しているお客様が、リアル店舗で情報を配信するといった際に、本棚の形状であることで、エンドユーザーが扱いやすく、コンテンツの豊富さを表現しやすいことを評価いただいています。
確かに本棚の形態とペーパーコンテンツの親和性は高そうです。ですが、既に高い評価があったにもかかわらずmeclibを導入されたのは何故でしょうか。
牛田氏:以前は、コンテンツの見せ方が静止画のみでしたので、ページ数のある冊子のようなコンテンツの場合には、扱いづらいものがありました。そこで、ペーパーコンテンツと相性のよい「デジタルブック」の導入を検討し始めました。
meclib導入後はコンテンツの見せ方にデジタルブック形式が加わったことで、ページをめくるような表現や、インタラクティブな要素を加えることができるようになり、表示コンテンツの幅が広がりましたね。
デジタルサイネージというと広告のようなプッシュ型のイメージが強いですが、PONTANAの場合は実際にエンドユーザーに触れて見ていただくといった特徴がありますね。
牛田氏:PONTANAは触れて使うサイネージですが、キーボードやマウスなどのデバイスがついているわけではありません。そのため、できるだけ簡単な操作で目的の情報にたどり着ける必要があります。
meclibのデジタルブックは本の形状をしていますし、UIもそこに特化したものになっているので、当社のPONTANAとの親和性が非常に高いですね。
特にmeclibのデジタルブックは操作性が高く、導入を決めるまでに時間はかかりませんでした。
実際にPONTANAはどのような企業様に導入されているのでしょうか。
嘉藤氏:富山県高岡市に本店を置く地方銀行である富山銀行様に、2019年の本店ビル移転新築の際にお声がけをいただき、本店コンサルティングプラザ内にPONTANAを導入いただきました。
同行はペーパーレスに取り組まれており、店舗設計の段階でサイネージを組み込んだ店舗づくりをされていて、ロビー受付横に設置し運用されています。
金融商品のチラシなどはほとんどが1枚からの少ページのものですが、CSRのようなページ数のある冊子についてはただ載せるだけでなく、めくれるような形で掲載したいとのご意見がありました。そこでデジタルブックとしての掲載を提案し、実際に当社にてPONTANAを触っていただいたところ、高評価をいただき、サイネージ、デジタルブックの採用が決まりました。
確かにページ数の多い印刷物はデジタルブックの得意とするところです。
嘉藤氏:それ以外にもデジタルブックは直感的に操作できて、触ってめくれるという点が大きいと感じますね。ピンチ操作により容易に拡大縮小が可能ですから、小さな文字が読みやすい点も、金融商品のチラシなどと相性が良いのではないでしょうか。
また、富山銀行様からは、店舗にてサイネージの特徴でもある、大きなディスプレイで見ること自体がお客様に驚きを与えていると聞いています。
現在はチラシなどのコンテンツをメインに提供されているのですが、今後は地域活性化につながるようなコンテンツを提供する予定だそうです。
サイネージの地域活性化への活用は、地域に根付いた地方銀行ならではの発想ですね。サイネージの導入には各社さまざまな理由がありそうです。
嘉藤氏:サイネージの主な活用としては、やはり広告媒体としての利用があげられます。駅のような多くのお客様が行き交う場所に効率的に情報を配信するには、手軽に情報を更新でき、かつインタラクティブな表現が可能なサイネージが向いています。
また、商業施設ですと施設案内やインフォメーションとして利用するケースが多く、人件費・印刷コストの削減にもつながっています。
このように、情報配信に関わるコスト削減、効率性や成果を求めた結果、サイネージに辿り着くのではないでしょうか。
最後に、meclibの使用感についてお聞かせください。
吉田氏:meclibで行うデジタルブックの作成はとても簡単なため、ここにいる全員が作成できます。また、とても利用者の目線で開発されていると感じています。例えば、リンク設置機能についても、紙面上の任意の文字へ自動でリンクを設置する機能などが用意されていて、こんな機能があれば便利だな、というものが既に実装されていたりします。すごく細部にまでこだわって開発されているのだと思います。
また、サポートがとても充実していますね。わからないことに真摯に対応してもらえるのでとても頼りにしています。
最近では、お客様にPONTANAとデジタルブックを合わせてご提案することが多くなっていまして、meclibを導入したことでPONTANAに新たな価値を加えることができました。
PONTANAとデジタルブックの関係性が、これからどういった発展を遂げていくのか楽しみです。
本日はお忙しい中、貴重なお話をいただきありがとうございました。