ユーザーへの情報伝達のスピードを大幅に改善。
社内で簡単に運用できる作成システム。
大きいサイズの服の企画・製造・販売業
1996年11月
大きいサイズのメンズ服の企画・販売をしているアパレルメーカーです。
自社運営のECサイトにて通販事業を展開し、スポーツ・アウトドア・生活用品から美容関連にいたるまで幅広い商品を取り扱っています。
ミッド・インターナショナル様はmeclibを導入し、カタログ、冊子などの自社販促物をデジタルカタログとして公開されています。meclib の導入経緯と効果について、EC事業部の伊澤氏にお話を伺いました。
meclibを導入前はどのような課題をお持ちだったでしょうか。
伊澤氏:私どもはECサイトを含めて様々なデジタルでの販促活動を推進しているのですが、カタログ発送とほぼ同時にECサイトで新商品が公開されるため、カタログが届いた段階で既に商品の在庫が無いケースが発生して、大きな機会損失に繋がっていました。加えて、紙のカタログは商品が選びにくいという声を以前からいただいており、カタログユーザーからの購入が減ってきているということが大きな課題となっていました。
また、弊社ブランドの取扱店にご来店されるお客様は実物を見て購入されますが、その店舗に商品が無い場合は、店舗に置いてあるカタログを見て購入されるケースが多いんです。 ですが、カタログを持って帰るのも面倒に感じる人も多く、なかなか購買に結びつかない状態でした。
そこで、デジタルカタログの導入を検討し始めたのですが、弊社にはWebに詳しいスタッフがあまりいないため、そういった知識を必要としない、シンプルで誰でも簡単に作れるシステムを探していました。そんな時展示会でmeclibをご紹介していただき、まさに探していたデジタルブックサービスということで導入に踏み切りました。
実際にmeclibはどのような形で活用されているのでしょうか
伊澤氏:現在弊社から発行しているカタログ、冊子を全てデジタルカタログ化しています。Webサイトには最新のカタログを公開し、紙のカタログにはQRコードを掲載、メールマガジンへはデジタルカタログのURL掲載など、より多くのお客様にデジタルカタログを見て頂けるよう、様々な入口を設けています。
また、取扱店舗へ来店されたお客様向けに、従来のカタログから持ち帰りがしやすいサイズのリーフレットに変更し、そこからQRコード経由で最新のデジタルカタログをご覧いただくフローに変更しました。
meclibでは紙面にリンクを埋め込めますので、カタログ内のほぼ全ての商品写真にECサイトへのリンクを設定し、お客様の購買意欲が高いうちに商品をご購入していただけるようにしています。
また、デジタルカタログはスマホでも見られるという特性を活かして、ECサイトだけではなく、LINEやFacebookなどのSNSを通じても最新カタログの情報を発信しています。
導入後、どのような効果を実感されたのでしょうか。
伊澤氏:紙のカタログを発送するタイミングでデジタルカタログを公開していますので、以前よりも1週間程早く最新情報をユーザーにお届けすることが可能になりました。これにより課題であった、リピーター様への購入時の在庫切れが軽減され、お客様の満足度向上に繋がっています。
カタログへのアクセスについてはデータを取っているのですが、着実に閲覧数が増加しており、毎月約40%ほどの伸び率を確認しています。
また、カタログのデジタル化によって、紙のカタログで訴求できなかった、スマホ、タブレット、SNSユーザーに情報を配信できることは非常に大きなメリットと感じています。年々、スマートデバイスの利用者が増加しておりますので、気軽にスクロールして楽しむことができるデジタルカタログは今後ユーザーにとって、より身近な存在になると思います。アパレルに限らず、食品や教材関連など様々な媒体での導入が加速していくと思います。
meclibの使い勝手はいかがでしょうか。
伊澤氏:meclibを使う前は専門的な知識が必要なのではと思っていたのですが、実際に使ってみると、PDFをアップロードするだけで作成ができるので本当に簡単だと感じました。以前は毎シーズン約200ページのデジタルカタログを作成するのに2名で2日間かかっていたのですが、meclibを使い始め今では半日での作成が可能になり、業務効率も格段にアップしております。また、PC単位のライセンスもmeclibにはありませんので、個人のスキルに依存しないで誰でも作成できる環境を用意できたということは社内運用上大きなメリットに感じています。
meclib活用の今後の展望について教えてください。
伊澤氏:まだまだ紙のカタログを求めているお客様は多くいらっしゃいます。そういった方にデジタルカタログを触っていただいて、その利便性を理解していただき、デジタルカタログへの移行を進めていきたいと思っています。そうすれば弊社でもデジタルカタログ以外の様々な施策を打ちやすくなるため、CVアップなどの効果も期待しています。 また、紙のカタログで弊社サービスから離脱してしまった休眠顧客の掘り起こしにもデジタルカタログは効果があるのではないかと新たな可能性を感じています。
現状、私たちはデジタルカタログの機能を全て使いこなしているわけではありません。動画コンテンツとの連携や、リアルタイムでの紙面内容の更新など、今後はデジタルならではの特性を活かした使い方をしていきたいですね。
ご協力、誠にありがとうございました。